キックが上手くてもダメ!?ゴールキーパーの攻撃参加とビルドアップのポイントを公開!

Hola!三上です。

今回はゴールキーパーの攻撃参加

「ディストリビューション」と「パス&サポート」を

少し考えていきたいと思います!

現代ではGKの攻撃参加が当たり前

現代のゴールキーパーには当たり前のように試合中の攻撃参加が求められます。

キーパーがボールをキャッチしてからスローやサイドボレー(パントキック)で味方にパスをするディストリビューション

味方にパスをした後にもう一度ボールを受けて展開するパス&サポート
パス&サポートはキーパーというよりもフィールドプレーヤーと同じ足元の技術が求められます。

どちらにしてもマイボールの時でないと攻撃参加は出来ません。
特にディストリビューション(スローやサイドボレー)をするためには
ゴールキーパーがボールをキャッチする事が絶対条件です。

ボールを蹴れるためにはマイボールにする能力が必須!

最近ツイッターなどでよく見かけるのは

ゴールキーパーの子でキックが上手くなりたいと悩んでいるパターンと

「ボールが蹴れる方法を教えます」と言っているGKコーチと名乗っている人がいることです。

もちろんキックが上手くなりたいからトレーニングをして蹴れるようになることは良いことです。
そして悩んでいる人に対してアドバイスをしている人も素晴らしいと思います。

ですが何かを忘れていませんか?

そうです。

みんなが憧れている

あの素晴らしいサイドボレー(パントキック)やDF背後に蹴り込むロングボールは
マイボールの時にしかプレーする事ができません。
サイドボレー(パントキック)であればゴールキーパーがボールをキャッチしている事が絶対条件ですよね!

なのでキックのトレーニングと合わせてキャッチング能力も高めなければいけません。

シュートストップ 〉攻撃参加の図式は変わらない

ゴールキーパーの攻撃参加が求められるようになった今日

海外のゴールキーパーでもノイアー(バイエルン)やアリソン(リバプール)、エデルソン(マンチェスター・シティ)、テアシュテーゲン(バルセロナ)など足元の技術がフィールドプレーヤーかそれ以上の能力を持つゴールキーパーが多くいます。

昔のようにただ遠くにロングボールを蹴ればいいというタイプのゴールキーパーは減った印象がありますよね。

しかしどれだけボールを繋げる、攻撃参加が出来るゴールキーパーが増えてもシュートストップが出来ないという一流の選手は今も昔も存在しません。

ゴールキーパーとしての役割はやはりシュートを止めることです。
これだけはどんなに時代が進んでも変わらない部分だと思います。

まあルールが変わってゴールキーパーのロングボールが成功したら1点とかになったら変わるかもしれませんがね笑

シュートストップが出来るから+αの武器になるのがキック

シュートストップが出来て始めてゴールキーパーとしての価値が生まれると私は思います。

シュートストップの部分よりも足元の能力やパス能力、フィード能力を優先するならフィールドの選手を使った方が間違いなく良いはずです。
それでもゴールキーパーをポジションとしている選手をピッチに立たせるのはシュートストップをしてほしいから、ゴールを守ってほしいからですよね。

私が指導している所沢ジュニアユースでも
まずはボールをキャッチすること、そのための構え方など準備の部分を徹底して身につけていきます。
そこから実際のシュートを止めるためのテクニックやフィジカル、戦術のトレーニングが始まります。

特別キックのトレーニングはしていません。
あっても全てのトレーニングが終わり時間が余った時くらいです。

ドイツ流GK育成は斬新!?

私のトレーニングでキックだけをやるメニューはあまりやりません。
ではどうすればゴールキーパーの子たちのキックが上手くなり蹴れるようになるでしょうか?

先日こんな記事を見つけました↓

日本人GKコーチは驚いた。「ドイツ流GK育成」の指導方法は斬新だ

この記事では柏レイソルアカデミーGKコーチの松本拓也さんがドイツに渡り学んでいる中で驚かされたGK育成システムがあるという内容です。

その中でドイツでのGK練習において
「GKコーチがボールを蹴らない」というルールがあり
優秀なGKコーチほどボールを蹴らないという風に書いてあります。

日本ではGKコーチがキックマシーンかのようにボールを蹴り続けるイメージがありますよね。

ゴールキーパーがキックを上手くなる簡単な方法

私が本格的にGKコーチとしてスタートしたのが約3年前です。

3年前から今日まで所沢ジュニアユースでGKコーチをしていますが当時からGKトレーニング中は極力選手同士でボールを蹴らせてプレーさせています。

GKコーチというとボールを蹴っているイメージですが私はあまり多くは蹴りません
ボールを蹴っていたらこんな所で立って指導は出来ませんよね笑

もちろん人数がいなかったりメニューによっては私も蹴ることはありますが極力選手同士でやらせていました。

ところでキックが上手くなるためにはどうすればいいですか?

皆さんの頭に思い浮かんだであろう

「ボールをとにかく蹴るしかない」という1つの答え

これは正しいと思います。

ただ思いっきり蹴るだけではいけないとも思います。
色々な球種を蹴り分けることが必要だと思います。

特別キックの時間を作らなくても
普段のGKトレーニングから選手たちが蹴る機会を作ってあげれば
回数が多くなり上手くなりますよね。

最近の子はボールを思いっきり蹴れるような公園などが少なくなり
蹴る回数が極端に減っている印象です。

なので根本的に蹴る回数が増えればそれだけキックが上手くなるということです。

またゲーム要素を入れて得点などを競われせば
本気の中でプレッシャーを感じながら1本1本のキックトレーニングになります。
ゴールキーパーはそのシュートをストップするためにテクニックを発揮します。

これでゴールキーパーとしてのシュートストップ能力、フィードを強化するキックの両方で成長できると思います。

量より質だと言われ始めた日本ですが
量と質の両方を高くすれば必然的に上手くなるはずですよね!

攻撃参加で悩んでいませんか?

試合中にビルドアップなどで上手くいかないゴールキーパーに共通しているのは「観る」という準備が出来ていないことが多いです。

私が常に指導している時に伝えているのは「時間を有効に使おう」ということです。

いつどのように観るのか、観るだけでパスが出来るのか
観て何をすればビルドアップが上手くなるのか

動画で説明している部分があるので興味がある方は観てみてください。

カメラが遠くて声が聞こえないかもしれませんがボディーランゲージとプレーで感じ取ってください笑

 

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