1vs1の大ピンチを止めるゴールキーパーになれ!ブロッキングの技術とは!?

Hola!三上です。

スペインから無事帰国しました!
日本食ってやっぱり美味しい!日本の素晴らしさを改めて感じています笑

さて、今回はスペインで視察したA.Dアルコルコンのカンテラで8歳のゴールキーパーが取り組んでいたブロッキングについてまとめていきたいと思います!

1vs1を制することで自信を持つ!

育成年代のゴールキーパーたちが困っている、悩んでいる、難しいと感じるシチュエーションにDFラインを突破され相手とキーパーの1vs1になるブレイクアウェイのシーンがあるかと思います。

フロントダイビングで奪えれば良いですが全てのボールが奪える訳ではありません。

1vs1の場面はチームにとっては大きなピンチです。
そしてこのピンチを止めることができればゴールキーパーは自信を持ってプレーすることが出来ると思います。

1つの部分で自信を持てると相乗効果として他のプレーが良くなる場合もあります。
特に失点に直結しやすく明らかにピンチと思われる1vs1の場面を止めることができれば試合中、そのゴールキーパーは良い意味で調子に乗れると思いますしチームも勢い付くと思います。

第1優先は奪う!

まずブレイクアウェイのシチュエーションで優先したいのは奪えるなら奪う!ということです。

相手にシュートを打たせることなくボールをインターセプトすることが出来れば失点の可能性を未然に防ぐことができます。

しかし、先ほども言ったように全てのボールが奪える訳ではありません。
そこで次に考えられるのがシュートを止めることだと思います。

至近距離からのシュートの場合、反応する時間はどれくらいあるでしょうか?
距離が近づけば近づくほど反応時間は短くなります。

その時に有効なのがブロッキングです!

ブロッキングをやってみる

DF背後にスルーパスが出たと想定します。

フロントダイビングでは奪うのが難しいためシュート対応できるポジショニングに入ります。

FW役が1トラップ入れてゴールに向かってきます。

そこに対して間合いを詰めて行きます。
そして打たれた瞬間に面を作りブロッキングします。

ここで大事なのがどうやって最終的なブロッキングの面を完成させるのかです。
ブロッキングを作る際には過程が大事だと思っています。

このシーンはアプローチをして最終的にブロッキングの面を完成する形でしたがこれだと股下のシュートコースが完全に閉じることが出来ずに抜けてしまいました。

これではチームのピンチを救うことは出来ません。

悪いパターンのブロッキングの例

悪いパターンのブロッキングの例を紹介します。

まず良いポジショニングからスタートするまでは一緒です。
最初にこのポジショニングを取れないと相手のファーストタッチがトラップではなくシュートになってしまいます。

スルーパスが出た瞬間に奪えないのならベストポジションに素早く入ることを意識しましょう。

良いポジショニングから相手のファーストタッチに対して間合いを詰めていきます。

ここで先ほど起きた股下が空いてしまった現象を大げさにやるとこの形になります。
相手に対してアプローチをして最後にブロッキングの面を作ろうとしている形ですね。

この形だと見ての通り股下が抜かれやすくなってしまいます。

グラウンダーボールのローリングダウン時に上からボールに対してアタックする際に表現される遮断機の状態です。ブロッキングでも同じような状況になってしまっています。

間合いを詰めてブロッキングを試みるものの股下を抜かれてしまうゴールキーパーに多く見られるのがこの形だと思います。

もしくは恐怖心から最後の瞬間にふわっと浮いてしまい下のシュートコースを空けてしまうパターンです。

良いブロッキングの方法

良いスタートポジションからブロッキングをするためにアプローチします。

そこで考えなければならないのがシュートアングルはどこにあるのかということです。
平面的にではなく立体的に考えることが出来ればアプローチの仕方も想像ができると思います。

ここで最終的にブロッキングの面を作るのではなく作りながらアプローチするという考え方を持つことが大事です。

イメージはシュートアングルを塞ぎながらボールにアタックする形です。

これを意識すればボールが蹴られる前からブロッキングの面が完成した状態になります。

アプローチをしてから面を作るのでは股下を十分にケアすることが難しいですがこの考え方なら股下を閉じた状態で力強くアタックできます。

これであれば遮断機と呼ばれる状態になることはありません。(この後、ブロッキングに当たって跳ね返ったボールがカメラを襲うとは思いもしませんでしたが笑)

勢いを持ってアプローチすることで遠くに跳ね返すことが出来ます。

ブロッキングはボールをキャッチすることは出来ないので必然的にセカンドボールが発生します。その時、ゴールに近い位置にあるよりも遠くにある方が失点する可能性を低めることが出来るはずです。

ボールにアタックする強い気持ちをしっかりと持って欲しいです!

正しいデモが選手の成長を加速させる!

正しいブロッキングの方法をコーチングで耳から
実際のデモで目から情報を得ることで選手は頭で情報を整理しながらイメージを持つ事が出来ます。

良いスタートポジションからブロッキングの面を作りながらアプローチしていきます。

シュートを打たれる瞬間にはブロッキングの面は完成しており勢いを持ってアタック出来ています。

勢いがある事でボールは大きく遠くへ弾き出す事でセカンドボールからの2次攻撃のリスクを減らす事が出来ます。

また見てもらうと分かる通り手で面積を広げているのが分かると思います。
身体を上手く使う事で面積を最大化する事がブロッキングでゴールを守るために必要です。

ブロッキングの正しい方法を理解する事で1vs1の絶対的にピンチな場面でも焦る事なく涼しい顔をしながら守る事が出来ます!

ブロッキングの動画はこちら↓(チャンネル登録ありがとうございます!)

 

相手からしてみればビッグチャンスを潰されればメンタル的なダメージは大きいと思います!
ゴールキーパーの1プレーで相手にダメージを与える事が出来れば試合を有利に運ぶ事が出来ます。

逆に失点してしまえば相手が有利に試合を運ぶ事が出来ます。
重要な局面でシュートを止められるゴールキーパーになるために正確なテクニックを身につける必要があります!

それではadiós!

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