GKトレーニング@ゾゾパーク
参加選手:9人
『グローバルエリート2018』
レアルマドリードのカンテラで監督を務め
カルバハルやナチョ・フェルナンデスを
育てたグティ氏が行う
スペインメソッドトレーニング。
歴代日本人最高のストライカー
『ドラゴン』こと久保竜彦さんが行う
シュート強化トレーニング
世界トップの選手たちと
同じ体の使い方を目指す
『ゆる体操』『ゆるトレ』を行う
トレーナーの松井達也さん
そして
GKトレーニングを担当したのが僕です。
スゴい方達と一緒に
トレーニングをさせてもらいましたね!笑
day1(8月11日)
【第1TR】
グローバルエリート
最初のGKトレーニング
まずは『準備』の部分に
フォーカスしました。
準備(構え方、キャッチング方法、
ポジショニング)が出来なければ
GKとしてプレーは出来ません。
・なぜこの構え方なのか?
・なぜここでキャッチした方が良いのか?
・なぜ正しいポジショニングに入ることが良いのか?
この部分を最初に伝えました。
なぜそれなの?
という部分を
教えられる事はあまりないと思います。
(構え方とキャッチング方法に関しては特に)
なんとなくこの形でキャッチする
構える時はつま先立ちでとか
(そもそもつま先立ちとかあり得ないですが笑)
何となく正しいかもしれない事を
教えられ悪いクセになると
修正が難しいです。
正しい動作を習慣化する事が必要です。
今、背が小さいから
手が小さいからキャッチや
ポジショニングを変えるのは
得策ではありません。
今は守れるかもしれない。
今はキャッチ出来るかもしれない。
その間違った方法で、、、
でも未来では違う守り方
キャッチング方法になるなら、、、
今、守れてる方法は使わなくなります。
それって無駄じゃないですか?
小学生年代で『準備』の部分を
こだわり身につけてほしいです。
【第2TR】
フィールドの選手は
高学年と低学年に分かれており
スペインメソッドと
シュートで入れ替わる事で
同じメニューを行なっていましたが、、、
GKは
全員一緒に行なっているため
新しいメニューを行いました。
ちなみに
第1TRは事前に決めていましたが
それ以降のTRはその場で
メニューを作成しました。
参加したGKのレベル
トレーニング時の反応
何が彼らに必要かを判断して
速攻で組み立てます。
ただ適当にメニューを並べるのではなく
意図的に狙いを持って行いました。
そんな
速攻でメニューを組み立てられらのか?
と思うかもしれませんが、、、
僕たちは出来ます笑
僕たちというのは
所沢ジュニアユースのGKコーチ陣ですね。
他のGKコーチたちが
どのように
どのタイミングでメニューを作成
構築するかわからないので笑
僕が知ってる範囲では
ということですね笑
第2TRは
本当であればフロントダイブを
やりたかったのですが
ピッチが熱すぎて
飛び込むのはキツいな〜と感じたので
本来であれば逆ですが
『ブロッキング』
からトレーニングを行いました。
ブロック(ブロッキング)の際に
気をつけるのは
・正しい間合いに入ること
・まず100%入る部分をケアする
・手の使い方(ブロックポイント)
・足の倒し方(折り方)
コレですね。
飛び込んでブロックというよりも
間合いを詰めて
構えた状態からブロックを取り組みました。
正しい間合いで構える事で
シュートコースが
どこにあるのかという事を
理解出来たかと思います。
その次に
足でのシュートストップを入れました。
あんまり小学生年代で
トレーニングを行う事はないかと思います。
至近距離からの低いボール
足下付近の速いシュートを
ストップする際に使用します。
手でキャッチ出来るボールなら
手で行った方が良いのは当たり前です。
足下に速いシュートが来たとき
手と足どちらが速くボールに
到達出来るでしょうか?
はい。足ですね。
では
速いシュートは反応するだけでも
ギリギリの場合があります。
その際、弾く事が限界の
プレーという場合があります。
手の方がコントロールは出来ますが
速いボールになれば
当てるだけで精一杯な事が多いです。
その場合
手で弾いた時の飛距離と
足で弾いた時の飛距離では
どっちが遠くにいくでしょうか?
はい。足ですね。
手でも足でも
同じ方向に同じ飛距離で弾けるとします。
弾いた場合
セカンドボールへの対応が求められます。
その際
手だとセービングをした形になり
起き上がる時間が発生します。
足でも起き上がる時間はもちろん発生します。
ではどちらの方が速く起き上がれるか?
横になった状態と足を出した状態。
おそらく、、、
足を出した状態の方が速いと思います。
ということは
セカンドボールに対して速くプレー出来ます。
間違って欲しくないのは
『至近距離』という
シューターとGKの関係性が
あるということです。
これがミドルレンジであれば
状況は変わります。
想定は1対1に近い状況です。
最初のトレーニングで
フィールドと合流し見えたのは
1対1の守る術を知らないんだなということ。
だからこそ
取り組んでみたいなと思い行いました。
至近距離での
足でのシュートストップは
これからより多くJリーグでも
見られるようになると思います。
何よりも
全員笑顔でプレーしてた事は
良いと思います。
普段GKトレーニングを
みっちりやらないだろうし
こんだけGKが集まって
トレーニングをしたのは初だと思います。
GKを上手くなるには楽しむのが1番です。
〜day2に続く〜