シューターのシュート技術の向上やスパイクシューズの性能が良くなったこと。
シュートの軌道が変化しやすいボール、、、
近年ゴールキーパーを苦しめるような道具がどんどん開発されている。
こうなってくると相手から打たれたシュートを1発でキャッチし相手の攻撃を遮断する事は非常に難しい。
ましてや手のサイズが小さい育成年代のゴールキーパーは特に悩まされているはずだ。
打たれたシュートをファンブルし詰められて失点、、、
このパターンの失点シーンを多く見る。
![](https://i0.wp.com/mikamiryota.com/wp-content/uploads/2019/11/youtube.jpg?resize=1000%2C493)
現状に目を向けて対抗できる術を身につける
より近距離からのシュート対応を求められる時代にもなり『Xブロック』というブロッキングのテクニックもFIFAから世界へ発信されている。
至近距離からのシュートは弾くので精一杯であり、ブロッキングもキャッチをするテクニックではない。
ということはセカンドボールが発生するシチュエーションが圧倒的に増える。
この事から現代のゴールキーパーにはセカンドボールの対応力も非常に求められることが分かる。
もちろん根本的にファーストシュートを止められなければセカンドアクションは発生しない。
1つ目のシュートをストップした上で素早いリカバリー(起き上がり)能力とそこからのダイビングテクニックが必須となる。
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道具×技術でとんでもないシュートが飛び交う
無回転フリーキックやブレ球と言われるボールがゴールを襲うようになったのはここ数十年前と最近のこと。
記憶に新しいのはロシアW杯で日本代表の乾貴士選手(スペイン1部/SDエイバル所属)がワールドクラスのGKであるベルギーのクルトワ選手(スペイン1部/レアル・マドリード所属)からゴールを奪ったペナルティーエリア外から放たれたブレ球のミドルシュートだ。
身長2m近いベルギーの守護神が触ることすら出来なかった。
シュートスピード、コースともに素晴らしかったがやはりブレ球だったという点が大きい。
ボールが改良され、より球体として近づくことでシュートスピードや変化量が増し
スパイクの改良も追い風となり、より強烈なシュートが飛ぶようになった。
そこに選手のテクニック面でのレベルアップも加わり、とんでもないシュートが飛ぶ
まさにゴールキーパー泣かせの時代だと言える。
しかし、泣いていては失点は減らず増えるばかり。
そこに対抗するための術を身につけるべきではないか?
頭も身体も素早く動けるように
素早いリカバリー(起き上がり)能力を身につけるため
まずは素早く動けるようになる必要がある。
ステップのやり方や移動方法、身体の正しい使い方を理解して速く動けるテクニックを習得する。
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根本的なプレースピードのベースを高める事が大事だ。
ファーストシュートに対してある程度のプレースピードが無いと止められない。
私が言う『プレースピード』とは技術的な部分と頭の部分がある。
技術的な部分は動作の正確性や速さと目で分かるものだ。
頭の部分は状況把握、思考、決断、実行までの脳内での動きだ。
人間は脳から指令を出して身体を動かす。
この脳内のプレースピードを高める事を私は意識している。
先日書いた記事にこの部分についてまとめてあるので詳しくはこちらの記事を読んでほしい。
最適かつ最速でボールに到達することを考える
ファーストシュートに対してダイビング(横っ飛び)やローリングダウン(倒れながらプレー)でプレーしディフレクティング(弾く)した場合、セカンドボールが発生する。
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確実に1回目のシュートは止めた。
しかし、ボールをキャッチ出来ていないのであればゴールキーパーに落ち着いている暇はない。
すぐに起き上がり2回目のシュートに対応しなければ、あっという間に詰められて失点する。
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リカバリー(起き上がり方)の速さも大事だか、リカバリーした後のプレーの選択も重要だ。
例えば、起き上がってからダイビングまでに時間がかかってしまうと止められるシュートも止められない。
シュートコースは狭いが失点をしてしまう。
止められたはずのシュートがネットに突き刺さる。
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リカバリーした所からボールまでの距離に対して最適かつ最速で行くためにステップの使い方もポイントになる。
同じタイミングのシュートに対してもこのステップ
ボールに対して何歩でダイビングすれば良いかを考えるとセカンドボールのシュートを止めることに成功した。
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ちなみに倒れながらでもシュートに対応することも必要になる。
究極な話、ゴールキーパーはどんな状況でもシュートを止めればOKだ。
失点をしないことがゴールキーパーの最重要ミッションであることは世界共通だ。
トレーニングにストーリー性を持たせる
実は先ほどの写真の試合を想定したメニューの前に技術面だけにフォーカスしたトレーニングを行なっていた。
内容は、、、
1度ローリングダウンをする。
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そこから起き上がり(リカバリー)同方向のボールに対してダイビング。
![](https://i0.wp.com/mikamiryota.com/wp-content/uploads/2019/11/img_1909.jpg?resize=1000%2C561&ssl=1)
非常にシンプルなトレーニングだ。
もし、複雑でド派手なトレーニングを想像していたならココで謝りたいw
ポイントはリカバリー(起き上がり)からのダイビングになるのは理解できると思う。
実はこのメニューに来るまでに数種類のトレーニングを行なっている。
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そのどれもに狙いがあり、段階を踏んで最後のメニューまで続いている。
映画のように最初から最後までストーリーがある。
今は関係ないように思えて実は、、、
みたいなワンピースの様な伏線もあったりなかったりw
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最後のトレーニングメニューでその伏線も回収することを忘れない。
子どもたちが練習終わりにあのトレーニングは何だったんだろう?
という疑問を持つ事なくスッキリと物語の最後を見て帰宅する。
もちろん次回作を期待するような気持ちにさせるのも忘れない。
次のトレーニングが楽しみになるGKコーチになるには!?
その日のトレーニングで新たな学びがありスッキリとする。
そして次回のトレーニングを楽しみに子どもたちがなるためにGKコーチに必要な事は何なのか?
それは間違いなく『コーチング力』だ。
・この日だけで何かを得た
・この日だけで成長できた
・さっきは出来なかった事が出来るようになった
・あんなに難しいシュートを止められた
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どんなに素晴らしいトレーニングメニューを持っていても子どもたちを導くための『コーチング力』がなければ宝の持ち腐れだ。
この日、私が子どもたちに伝えたのは
「速く移動するためにはどうすればいい?」
「ダイビングする時はどっちの足で踏み込んだ方がいい?」
「リカバリーしてから何歩でダイビング出来る状態になれる?」などだ。
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ここで答えを言うことは簡単だが、以前の記事でもお伝えした通り
自分で考えてたどり着いた答えは記憶の定着率が高く、将来的な時短に繋がる。
なのでこの日のトレーニング動画を見て確認して欲しい。
チャンネル登録といいねもよろしくお願いします!w
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そしてGKコーチ方々は動画のコメント欄や私の公式LINE@で考えたことを伝えてほしい。
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この記事を読んでくれた人たちの『喜び』を得られる機会を奪いたくはない。
自らのチカラで答えにたどり着いた時の『喜び』をアナタにも味わって欲しいと強く思う。
大事なのは『失敗体験からの学び』と『成功体験からの喜び』だ。
GKコーチで悩んでいるなら1歩を踏み出せ!
GKコーチをやっているが目の前の子どもたちがなかなかレベルアップし上達できないと悩んでいる指導者の方々も多くいるだろう。
悩んでいても行動を起こさなければ状況は変わらない。
打たれたシュートを見送るだけでは防げるようにはならない。
まずは勇気を持ってダイビング(横っ飛び)してみる。
アレ?意外と止めれる!って気付くかもしれない。
触れなかったけど、こうすれば止められるようになるじゃん!と見えなかった世界が見えるかもしれない。
GKコーチがコーチングを学べる場所を私は知っている。
もし、GKコーチをしているアナタが悩んでいるならご相談ください。
数年前の私も同じように悩んでいた、、、。
だからこそ私は勇気あるGKコーチの行動を出来る限り応援したい。
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