未来の日本代表!ナショナルトレセンU-14で育成年代のゴールキーパーに伝えた大事なこととは!?

GKコーチとして活動をスタートしてから4年。

今年は前期、後期のナショナルトレセンU-14に関東地域帯同のGKコーチとして参加させて頂いた。

JFA所属のナショナルトレセンGKコーチの方々とお話しをさせて頂いたり、
各地域のGKコーチとの意見交換など自分の中で新たな学びを得た。

そして才能豊かで個性的なキャラクターを持つ
U-14世代の関東地域のゴールキーパーの子たちと関われたことは非常に大きい経験だ。

明確に感じた『基準』が経験値になる

この年代の日本トップクラスのGKと一緒にトレーニングをする事で私の中で基準がより明確になった。

そして彼らを含め、
この年代でどんなスキルを習得すれば良いのか。

初心者から経験者、そしてナショナルトレセンで関わった日本トップクラスのレベル。

私が高校生の時に感じたJ1でプレーするゴールキーパーのレベル。
実際に海外に行き見た世界の育成年代のゴールキーパーのレベル。

全ての経験が私の中で明確な基準を作っていることは間違いない。

世界トップクラスの実力を持つGKでもミスをするのが現実

恵まれたフィジカル能力と高いテクニックで活躍。

ゴールキーパー版バロンドール「ヤシン・トロフィー」の初代受賞者。
チャンピオンズリーグ王者のリヴァプール所属ブラジル代表GKアリソン・ベッカー。

バネのような身体を持ち、ビッグセーブを連発。フィールドプレイヤー顔負けの足技を持つ。
スペインのラ・リーガ2連覇中のFCバルセロナ所属ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン。

ゴールを守ることはもちろん。
卓越した足元のスキルを持ち、最後尾から驚異的なキック力でゴールもアシスト。
昨年のプレミアリーグ覇者マンチェスター・シティー所属ブラジル代表GKエデルソン・モラレス。

圧倒的なシュートストップ率を叩き出す守護神。
ラ・リーガでクリーンシートを連発しているアトレティコ・マドリード所属スロベニア代表GKヤン・オブラク。

世界トップクラスの守護神である彼らでもミスをするのがゴールキーパーというポジションだ。

もちろんミスをしたくて、失点をしたくてしている訳ではない。

どのGKもミスをしないように、失点をしないように毎日ハードなトレーニングに取り組んでいる。

 

しかし、ミスは起こってしまう。それがフットボールだ。

大事なのは過程であり結果ではない

普段、私がチーム指導をしている所沢ジュニアユースのGKたちに常に伝えていることがある。

ミスの仕方を考えてほしい。

 

ミスは結果であって過程ではない。
育成年代では、どんな過程を経て結果を得るのかが大事だ。

例えば失点をしたとする。
ゴールキーパーから考えればミスだ。

その失点という結果は変わらないとして
どんな過程で失点をしたのかが重要だ。

 

シュートを見送って失点したのか。
ダイビングで身体を限界まで伸ばしたけど触れずに失点したのか。

同じ『失点』でも両者は大きく異なる。

見送ってしまうと、もしかしたら触れたかも、、、

と後悔が残りネガティブな状態になる。

 

逆にチャレンジしやり切ることで。
これが足りない。アレを直せば守れるようになる。

といったポジティブな意見が出る。

 

私は圧倒的に後者の考え方だ。
それに見送っていたシュートも案外ダイビングしてみると守れることもある。

やるか、やらないか。
成長する人間はこういった小さな積み重ねを大事にする。

負けず嫌いで向上心溢れる完璧主義者

ゴールキーパーは負けず嫌いで完璧主義かつ向上心で溢れていなければならないと私は思う。

ミスをすれば即失点に繋がる。
とてつもないプレッシャーと戦いながらゴールキーパーはプレーをしている。

 

ミスをしないように日々のトレーニングから細部にこだわり

ミリ単位で、、、
いやミクロの単位でプレーを修正していく。
トライ&エラー、そして再びトライをするの繰り返し

悔しいという気持ちをバネに出来るリバウンドメンタリティーを養う。

この姿勢は負けず嫌いで向上心溢れる完璧主義者でなければ逃げ出してしまう。

世界トップクラスで活躍している選手はこのトライ&エラー&トライのサイクルスピードが速く、成功率が非常に高いはずだ。

同じミスをするシーンがほとんど見られないのは学習能力が高い証だ。
その経験の蓄積がミスをした後のリカバリー能力の高さに繋がる。

育成年代のゴールキーパーたちへ

今回のナショナルトレセンに参加した関東地域のゴールキーパーたちに伝えたことがある。

ミスをするのはしょうがない。
世界トップクラスのGKでもミスが起こる。

みんなの年代でミスをしないはずがない。
ミスをしたくなくてもミスをしてしまう。

『ミスを怖がる必要はない。』

積極的にチャレンジしてほしい。
みんなの年代では、まずチャレンジすることが1番大事なこと。

ミスをしたくないからと安パイなプレーで小さくまとまらないで欲しい。
ただ積極的なチャレンジを間違えて捉えてはいけない。

無闇に飛び出すことはチャレンジではない。
積極的に飛び出すことはもちろん。
積極的にステイして対応することもチャレンジの1つだ。

アップのトレーニングから、試合中まで常に考えて判断してプレーして欲しい。
考えて判断するクセを身につけて欲しい。
自分で考えて判断し決断から実行(プレー)する経験の過程が大事だ。

育成年代で大事なのは結果よりも過程。
結果的にはマイナスだが過程はプラスと捉えることが出来るミスなのか。
結果も過程もただただマイナスのミスなのか。

もし、そのミスがまだ失点に繋がっていないのならゴールラインをボールが通過するまで守れる可能性がある。

最後の最後まで諦めないこと。
諦めの悪さはこういう時に役立つ。

見送る形での失点は何も改善も出来ない。
何かプレーをしてくれれば改善する方法はいくらでも考えられる。
だから見送ることだけはしないでほしい。

見送るのは誰でもできる。

どんなゴールキーパーでも出来てしまう最も簡単なミスで最も重いミスだ。

諦めずに最後までボールに食らいつく事が成長に繋がる。
それが出来る選手が成長する。

そしてそれが出来る選手がここに(ナショナルトレセンに)集まっていると思う。

 

だから積極的に、意図を持って、狙いを持ってチャレンジしてみよう。

指導者はチャレンジする選手が魅せる可能性を楽しみにしている。

今は止められなくても、近い将来あのシュートを止められるようになるはずだ。
そんな大きな可能性を指導者にイメージさせるためにはチャレンジするしかない。

観ている指導者に将来の可能性をイメージさせれば勝ちだ。

『大きな可能性のある選手に出会いたい。』

 

育成年代の指導者なら誰しもが思うはずだ。
だからこそ、積極的にチャレンジし未来への可能性を魅せつけてほしい。
チャレンジすることは楽しいことだ。
ミスに怯えずチャレンジした先にいる新たな自分を想像してほしい。

自分の可能性を信じることが大切だ。

ミスを恐れずにチャレンジし続け、トライ&エラー&トライを繰り返しながら成功も失敗もどんな経験もプラスにできる選手に育って欲しい。

 

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