Hola!三上です。
スペインから帰ってきて久しぶりに所沢ジュニアユースでのGKトレーニングです!
所沢ジュニアユースの新年度の活動がスタート!
毎年この時期は桜が咲く前にスペインに渡り、桜が散る頃に帰国という流れです。
満開の桜をじっくりと見たいという気持ちもありますが、やはり海外で受ける刺激は日本では味わえないものです。
指導者としてレベルアップ出来るこの環境はありがたいものですね!
新年度はU15タツヤ、U14ケイタ、そしてU13コウセイを迎え、3名で始動しました!
試合で活躍できる本物のゴールキーパーを目指す!
試合で活躍するために日々のトレーニングを取り組んでいます。
私がゴールキーパーの育成で重要視しているのは
素早い判断力とそれを実行(プレー)できる戦術理解度とテクニックを身につけるということです。そしてそれをハイスピードの環境でもプレーできるようになることです。
判断力を向上させるという部分で日本で行われているGKトレーニングでは足りないと感じる部分はあります。
逆にスペインで行われていたGKトレーニングでは判断力、戦術理解度、連続性が高いレベルで求められていました。
技術×戦術×スピードを身につけて圧倒的に止めるゴールキーパーに
日本のGKトレーニングを観ると多くが技術にフォーカスされたトレーニングです。
例えばローリングダウンだけ行ったりハイボールのジャンプ&キャッチを行ったりです。
もちろんコレが悪いとは思いません。
私自身もそういったトレーニングを繰り返すことで技術の取得とプレースピードの向上を目指しています。
しかし、この技術だけを切り取ったトレーニングでは試合で活躍できる本物のゴールキーパーにはなれません。
速く動けるゴールキーパーは強い!
この日のトレーニングでは素早いステッピングからの準備を意識したトレーニングを行いました。
ラテラルステップやスラローム、サイドステップはもちろんジャンプ動作なども入れます。
日常生活ではしない色々な動きを取り入れる事も大事です。
ちなみにどのステップかジャンプで移動するかは選手が判断しています。
単純なトレーニングでも判断の要素を入れることは簡単ですし大事だと思います。ちょっとした設定をするだけで判断力を磨くこともできます。
成長したい人が成長するための場所
こちらでは数種類のステップを使いながら素早く移動します。
ステップからステップへの切り替えをスムーズに行えるようになることが狙いです。
そして素早い移動から最後はしっかりと構えてキャッチングします。
大事なのは移動の速さではありません。
素早く移動をして良いプレー(この場合は構える事とキャッチング)をすることです。
試合中もどんなに素早く移動出来ても肝心なプレーが出来なければ意味がありません。そういったところを意識してプレーしています。
私がスペインに行く前にコウセイに指摘していたグラウンダーボールのキャッチング方法ですがこの日は良い形でプレーしていました!
本人がポイントを意識して継続したのももちろんですが、正しいキャッチング方法と理論を理解している先輩たちのおかげですね!
例えGKコーチがいなくても成長できる環境が出来てきましたね!
バックステップを上手く使いこなす
ゴールキーパーは戻りながらポジショニングを取ることも多くあります。
その中でバックステップを上手く使いこなせるゴールキーパーは非常にレベルが高いと思います。
バックステップって意外とトレーニングしていないんですよね。
今回はボールを蹴ってからポジショニングに入るトレーニングを行いました。
この時にボールを観ながら移動をします。
前向きに走り、途中からバックステップへ切り替えます。
この時の切り替えがスムーズに行えるようにトレーニングする必要があると思います。
良いバックステップから良い準備をすることが出来れば良いプレーをすることが出来ます。
ローリングダウンをする際にしっかりとストレートラインも完成しながらプレー出来ていますね!
瞬間的なリアクションと判断
瞬間的なリアクションでの判断と決断がゴールキーパーにとって大事です。
ボールの質によっては弾き出すという判断とプレーをしなければいけない場面もあります。
しっかりと弾き出せていますね!
ボールから目を切っていないというのも良いポイントです!
ナイスプレーですがもっと良くなるためにはどうすれば良いのかということも考えていかなければいけません!
トレーニング動画はこちら↓(チャンネル登録ありがとうございます!!!)
日本人のゴールキーパーが世界で闘うために
ここ3年間で10回以上はスペインやシンガポール、タイなどに足を運び試合やトレーニングを観ています。
その中で日本人の強みとは技術力と俊敏性です。
これはスペインと比べても大きなアドバンテージだと思います。
ゴールキーパーに関してもこの俊敏性という部分を活かした方が世界で闘えるゴールキーパーが生まれると思っています。
『素早く動けるゴールキーパー』
これが私の中で世界で闘える日本人ゴールキーパーのイメージです。
もちろん背が高いに越した事はありませんが難しいですよね
背が高くて素早く動ければ間違いなく世界トップクラスになれます。
まずは日本国内で通用するようにプレースピードはもちろん、思考、判断などの速さも鍛えていきたいと思います。
それではadiós!