Hola!三上です!
積極的に行動する!
所沢ジュニアユースでの年内トレーニングも残り数回となりました。
年末年始はオフを楽しんでもらえるように少しフィジカルの要素を入れてトレーニングを笑
来シーズンのU15が2月頃に始まるとすると、この1か月間は基礎とフィジカル強化月間になりそうです。
無駄にリーグ戦が長いことでオフ期間が短くなるのが懸念材料ですね〜
しっかり休まないと強くならないのに(身長も伸びないのに)
追い込む時と積極的に休養を促す時、指導者がコントロールしてスケジュールを組まないといけないです。
選手は勉強、トレーニング、休養、遊び、食事、睡眠、、、
どんな時も積極的に行動してほしいですね!
ジャンプ動作でパワーを!
まずはプライオメトリクスの要素を入れたジャンプからのキャッチング
プレジャンプをイメージしています。
この高さは膝を曲げずにジャンプをしてもらってます。
続いては後ろ→横→前と連続でジャンプをしてからライナーのボールをキャッチ!
こちらは高さは変わりませんが膝を曲げてジャンプをしてもらいました。
後ろ方向にジャンプをすることは日常生活ではないので動きの動作が微妙ですが笑
こういった普段やらない動作は脳に刺激を与えてくれますね!
今度は全部前向きで連続ジャンプをしてからグラウンダーのボールをキャッチします。
空中で90度回転をする必要があります。
コーディネーション要素が入ったジャンプになりますね!
プレースピードを上げる!
最後はパワー系のジャンプメニューです。
前→横→横とジャンプをしてから
①ライナーボールをローリングダウン
②グラウンダーボールをローリングダウン
③バウンドボールをワンステップダイビング
3種類を行いました。
結構キツいメニューです。これ笑
最初に連続ジャンプ系のメニューをやっていたのもあって疲労も溜まっているところです。
これを1種類8本行います。
単純に8本×3種類×2(左右)で48回行います。
ジャンプの数だけで数えると48×3回で144回のジャンプを行います。
高校、大学、プロ選手でもキツいメニューだと思います。
成長したいから自分で厳しい方を選択する
途中でゴム紐に引っかかって道具を倒してしまった後、彼らは自らもう一度最初からやるという選択をします。
どう考えてもキツいメニューをやっているのに笑
それを途中でゴム紐に引っかかってしまったから最初からやる。
キツい上にキツい選択を自ら選びます。
これには色々な考えがあると思いますが、僕はこういうガムシャラな感じは好きです笑
その日のトレーニングで全力を出し切る!
帰りに自転車を漕ぐ余力も残らないくらい出し切ってほしいと思います。
少ない本数でも質を高めれば、強度は非常に高まります。
やり切ってぐったりしてますね笑
でも充実した表情もしています!
ブレない基本技術が強固な土台となる!
ゴールキーパーは100%完璧を目指さなければいけないポジションです。
ゴールキーパーのミス=失点です。
こういったトレーニングをやっていると中学生にはまだ早い!と思われるかも知れません。
もちろんいきなりこんなメニューをやるわけではありません。
今までの積み重ねがあってこの段階に来ました。
それこそ僕が観ている所沢ジュニアユースでは最初の3ヶ月程は準備(構え方、ポジショニング、キャッチング方法)の部分のみにフォーカスしてトレーニングをします。
これって他のクラブでは、あまりない形ではないでしょうか?
来る日も来る日も構え方やキャッチング、ポジショニングのトレーニングです笑
もちろんトレーニングメニューはその日ごとに変わりますがフォーカスされる部分は変わりません。
なぜ、そこまで時間をかけるのか?
なぜ、こんなに準備の部分に時間をかけるのか言われると
プロやトップクラスのゴールキーパーになるためには必須だからです。
僕自身がレッズユース時代に2種登録という形でJ1/浦和レッズのトップチームに練習参加をした時に強烈に感じたプロ選手の準備の質の高さ
僕と同じ時期に何名かトップの練習参加をした高校生年代のゴールキーパーがいました。
どのキーパーも僕と同じで準備の質が高くなかったんです。
ド派手にダイビングをして止めたりするシーンは何度かありました。
でもそのどれもがディフレクティング(弾くこと)で精一杯なんですよね。
だから僕含めその時、誰1人として入団することが出来なかったんだと思います。
数年先の未来で困らないように
僕が準備の重要性を痛感させられたのが高校生の時、ハッキリ言ってその年代で気付くのは遅いんですよね
そして、これは僕の考え方ですが、ゴールキーパーなら高校卒業の年代でプロ契約を結ばないといけないと思います。
大卒では遅いというのを強く感じます。
もちろん大学サッカーは素晴らしいと思います。
でもサッカーだけ、ゴールキーパーにフォーカスした時はどうかなというのが正直な感想です。
結局プロのスピードはプロの世界でしか体感出来ないと思います。
だったら高卒で2年間くらい試合に出れなくても普段の質の高いトレーニングで能力を高めたり
フィジカルのレベルをプロ仕様に出来れば大卒の選手よりも2年早く活躍できます。
理想は高卒入団、即スタメンですけどね笑(そんな甘くないと思いますが)
甘くはないけど不可能でもないんですよね。
そのために中学生年代から基本技術をこだわって習得する必要があると思います。
だから所沢ジュニアユースで僕は強く要求しますし、段階を踏んでトレーニングしていきます。
僕が関わった選手が数年先の未来で困らないように。
ゴールキーパーを本気で楽しめるように。
2018年12月20日(木)
所沢ジュニアユースGKトレーニング@美原中
選手:U14タツヤ、U13ケイタ
それにしてもU13GKケイタは入団した時とは見違えるように動けるようになりましたね!(彼の小学生時代を知っている人が見たら驚くほど身体も絞れました笑)
もっと動けるようになるためにさらに良いトレーニングと身体の使い方をマスターしていこう!
この冬でどれだけ成長できるか!?
それではadiós!