GKトレーニング@美原中
選手:U14タツヤ、U13コウキ、ケイタ(部分合流)
ケイタが怪我から復帰して部分合流しました。
本格的な復帰はドクターの診察を受けてからですが、痛みもあまりないようで良かったですねー
GKが3人いるということで、二方向のキャッチングメニューからスタートですが10分くらい行ったところで、、、
「この質で大丈夫か?今のままで上手くなれるのか1年の2人、タツヤを越えられるのか?」
GKトレーニングでの1人1人のトレーニング量に差はできません。
ということは全員がほぼ同じ量のトレーニングを積みます。
「どこで差を作るの?1年生2人はこのままじゃ一生タツヤを越えられないよ?」
量×質=成長エネルギーです。
量を増やすのは限界があります。時間が限られているので。
じゃあ質の部分ですね。
1回をどれだけこだわれるか、どれだけ意識するか。
U15を主戦場に闘っているU14GKタツヤですが、U13の2人がU15の試合に出れない訳ではありません。
年齢とかは一切関係ありません。
実際に去年、中1のタツヤは中3にGKがいてもU15の公式戦に出ています。
日々の取り組み方が全てだと思います。
僕も人間なので感情があります。
どんなに上手くても普段適当なやつは試合に出したいとは思いません。
逆に下手でも毎日を全力で取り組んでいる子にはなんとかチャンスを与えたいと思います。
チャンスは与えますが、そこから実力で掴むという作業はどうしても必要です。
その点タツヤは実力でも今のところウチの中ではNo.1ですね。
話を戻すとそのタツヤを上回るにはどうすれば良いのか?
答えはシンプルに質を上げるしかありません。
キャッチングでもファンブルをしないように、ズレたらステップを使って正面に入ること、キックを狙った場所に適切なスピードで蹴ること。など意識して取り組まなければいけません。
タツヤの場合はキャッチングもボールがズレれば当たり前のようにステップを使ってキャッチしたり、正面にビシッと蹴れたりします。また回数を数える声というのも積極的に出していました。
逆に1年生の2人はボールがズレてもステップを使わなかったり、キックが蹴れなかったり。この技術面でのミスはまあしょうがないにしても、回数を数える声まで出せないのはどうなのか?
同じ量のキャッチングとキックを行なっていててもタツヤの方が成長出来る気がします。
明らかに質が違うと思います。
なぜ回数を数えるために声を出すのか、おそらくコーチングの重要性を理解しているからだと思います。
なぜボールがズレたらステップを使ってキャッチングをするのか?その動作、プレーの重要性を理解しているからだと思います。
なぜ狙った所にビシッとしたボールを蹴るのか?GKのキックミスは失点に繋がるという怖さを理解しているからだと思います。
試合でミスをしないために日々意識する。
この質の差が積み重なっていけば実力差は広がるばかりだと思います。
「こんな質で、この意識でトレーニングしてる2人にスタメン取られると思わないでしょタツヤ?」
「ハイ笑」
素直にニヤニヤしながら自信を持って言えるくらいタツヤは確実に試合に出れるという安心感があります。もちろん能力的にも
まあタツヤの場合、入団してから僕とマンツーマンでやって来たのであまり他人の存在って意識する事が無いんですけどね
どちらかというと昨日の自分を超えるとか僕の高い要求に対して闘っている感じです笑
ただ当たり前のように試合に出れると思えちゃう環境は良くないですね。
GKが1人だけならまだしも3人いますからね。
そして逆にタツヤがいるから今はU15では試合に出れないと2人が考えてしまっていたらアウトですね。
その気持ちがあったら例えタツヤが卒業して2人が中3になったとしても下の代のGKが試合に出ていると思います。
コウキとケイタにはタツヤが卒業する前に越えてほしい。
タツヤは最後まで2人の前に立ち塞がってほしい。
こういう関係性が出来れば自然と全員で成長できると思います。
こんな感じでちょっと喝を入れると、その後同じメニューをやっても全然違いましたね。
最初っからその意識で、質で取り組んでほしいです。
喝を入れる時間が1番もったいないです。
質が低いから量を増やそうなんて考えは僕には1ミリもありません。
量は変えないから自分たちで質をとことん高めてほしい。
馬鹿みたいに量をこなしても意味がないと思います。疲れるだけで無駄です。
適当な100回よりも徹底的にこだわった1回の方が成長できるし価値があります。
そこに気付いてほしい。
この日だけ、意識して質を高めても意味がありません。
継続出来るか、当たり前に出来るかどうかも重要です。
そして、この日は来シーズンJ2京都サンガに内定したトミーが遊びに来てくれました!
そして
「ここで使わなかったらいつ使うんだ!!!」
という悪魔の囁きに導かれ、、、
先輩の権限をフルに行使して!笑笑
スクールでミニゲームに入ってもらったり、写真撮影やらサイン会をやってもらったり
タツヤたちには本気のシュートを打ち込んでもらいました!(止めたらJ2京都入れるぞ!とは言ってみましたがなかなか止められませんね〜笑)
子どもたちにとってこういう経験が思い出にもなるし、良い刺激にもなります。
『サッカーで生きていく』
本当に一握りの人間にしか辿り着けない場所に、ステージに立てる事は本当に羨ましいですね!
それもこれもトミーが日々意識を、質高く取り組んできた結果です!
トミーおめでとう!
そしてここからが本当のスタートライン。
まずはJデビュー目指して頑張れよ!
応援しています!(浦和レッズvs京都サンガの時は迷わずレッズを応援しますが笑笑)