試行錯誤の先にある『時短』と『喜び』とは!?

他人から答えを教えてもらったことって意外と忘れたりしませんか?

その瞬間はさすがに覚えているけど、、、

数日後には「あれ?なんだっけ?」みたいに頭の中から気付いたら消えている。

そんな体験をした覚えがある人はたくさんいるはずだ。

考えてから相談・質問をしていますか?

自分自身で考えてたどり着いた答えってなかなか忘れない。
記憶の定着率が圧倒的に高い。

よく子どもたちから

「こういう時はどうすればいいの?」と聞かれる事がある。

その度に私は「どうしたらいいと思う?考えて答えが出たら話をしよう」と伝える。

考える事が時間を短縮する事になる!?

小学校の時に宿題の答えを見て写し提出までは完ぺきに出来ても
いざ、テストとなると点数は取れない。

それはそうだろうという意見が大多数を埋めるはずだ。

それは解き方、答えに到着するために重要な考えるという過程を省いている結果だ。

これはサッカーなどスポーツの上達にも深く関係している。

答えを聞くのは時短になる。その瞬間だけは。

ただ長い目で見た時に他人に聞かないと答えにたどり着けないのは無駄な時間が発生する。

そもそも相手の都合により、答えを得るまでの時間が不確定になる。

人生を効率的に過ごしたい場合は自分自身で答えにたどり着けた方が圧倒的に時短になり、自由な時間が増える。

ピッチ上でコーチから

「あーしろ、こーしろ!」と伝えられてからプレーを選択していては遅い。

サッカーの試合展開は一瞬だ。

ピッチ上で常に考えながらプレーしている選手が上に行くのは必然的とも思える。

普段の練習からどれだけ考えて行えるか。

この積み重ねが数年先の未来を変える。

考える時間を与えていますか!?

私自身もGKトレーニングをやっている時に子どもたちに『考える』時間を作っている。

私が答えを伝える事は簡単だが、ピッチ上で試合中にシュートを打たれる瞬間に
「こうしろ!」と答えを伝える時間は無い。

伝えてる合間にもシュートはゴールネットに突き刺さっているだろう。

そうならないために普段の練習から考えて答えにたどり着く。

このスピードを高めないといけない。

そのために指導者は子どもたちが答えにたどり着くために我慢をしなければいけない。

時間がかかっても子どもたち自身で答えにたどり着かせる。

もし答えにたどり着ける見込みが薄い場合、コーチが出来るのはヒントを与えることだ。

試行錯誤の先にある『喜び』を経験させる

子どもたちが考えて試行錯誤し答えにたどり着いた時喜びという感情を知る。

成功体験を経験させることが重要だ。

例えば、、、

ある日のトレーニングでステップでの移動からダイビングをするメニューを行った。
1本目はコーンジャンプからベストなプレーをすることが出来ていない。

ここで私が言ったのは

「どうやったらこのボールに対してプレーが出来るか?考えて!」

コレだけだ。具体的な方法などは伝えていない。

そこから子ども自身で考えて次のプレーへ

同じ質のボールに対してしっかりとプレー。

子ども自身で考えて修正し成功までたどり着くことが出来た。

アウトプットの機会を作る

ココで成功したからOKで終わらせる事はしない。

何を考えて、何を変えてどんな結果になったのか子どもに聞く。

自分の頭の中で考えて成功した事を言葉で説明してもらう。

積極的にアウトプットする機会を作る。

このアウトプットの作業で頭の中を整理する事が出来る。

また説明を聞く事で他の子どもたちの知識も深まる。
このサイクルを繰り返す事で全体のレベルアップにも繋がる。

そして成功体験で『喜び』を知った事で
もう1度『喜び』を得ようとする。

その積み重ねが習慣化されることで考えなくてもプレーする事が出来るレベルまで高まる。

少しだけ負荷を与えることで子どもは成長する

私のトレーニングでは、頭と身体をフル稼働させる。
基本的に90分以上の練習をする事はない。

というよりも頭も身体も常に使うので90分以上は出来ないという方が正しいかも知れない。

それくらい考えてプレーすることを追求する。

素早く動くためにも身体の正しい使い方を覚えていかなければいけないし、
シュートを止めるための理論も覚えていかなければいけない。

1つのメニューで考えること、意識することが複数ある。

子どもたちが出来る範囲でトレーニングをするのではなく、少しキャパオーバーな内容。

ちょっとだけ難しい内容やメニューを複雑化することで負荷をかける。

出来ることを練習する必要はあまりないと思う。
出来ないことを練習して出来るようになっていくことが1番必要だ。

もちろん、反復して質を高めることも忘れない。

全ては子どもたちが成長しサッカーを、ゴールキーパーを全力で楽しめるようになってほしい。

この事を私は常に考えて子どもたちに接している。

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